上の写真は島根県松江市内にある「八重垣神社」。
社殿の奥の森の中には、「鏡の池」と呼ばれる池があります。この池は、コインを紙に載せて浮かべ、
その沈む速さによって縁談を占う占いの池として有名で、今でも良縁を願い訪れる方が絶えません。
私たちいづみも、会社設立と同時に開設を決めていたホームページの素材探しとして
この「八重垣神社・鏡の池」を訪れていました。
ちょうど私たちと同じ頃、寒空の下この地を訪れた一人の女性がいました。
今回はこの方との出会いのエピソードを紹介したいと思います。
雪化粧がうっすらとした境内を歩む彼女・・・。
何やら神妙な様子、ですが美人さんということもあってついつい声を掛けてしまいました。
話を聞けば単身遠い大阪より松江市へやってきたとのこと、八重垣神社を訪れた理由はもちろん
自らの「縁談占い」。
いづみは彼女にホームページへ掲載するモデルになって欲しいとお願いしました。
すると彼女は快く承諾、そんな理由でいづみは彼女の「縁談占い」を共に見守ります。
縁談占いについておさらいですが、八重垣神社内で入手できる占い用の和紙に皆さん大抵
10円玉を乗せて、その紙が沈む早さを見つめるのです。
沈む時間が短ければ短いほどその方には早くに出会いが訪れ、紙が遠くに離れてから沈めば
遠くの縁、近くで沈めば身近な縁が訪れるという占いです。
余談ですが、この占い、かなり個人差があります。ほんの数十秒で紙が沈む方もいれば、
池の端まで流されてもなお浮かび続けるという、ちょっと先行き不安な方もおられます・・・。
彼女が紙を浮かべどのくらいの時間がたったでしょうか。
いづみは緊張しながら占いの様子を見つめます・・・。
彼女がどのような想いで一人、遠い大阪よりこの地へ訪れたのか、彼女が求める良縁とは・・・。
(ちょっと待て、沈まなかったらどうしよう・・・・・・・・・。)
そのようなことを考えながら彼女といづみの時間は過ぎて行きます・・・。
それは突然でした、風が吹き、波が立ったわけでもなく、もちろん焦ったいづみが
息を吹きかけたわけでもありません・・・。
「スーーーーー・・・・」っとコインを乗せた紙は池の中にすい込まれていきました。
彼女のすぐ近くで・・・・。
笑顔!こんなに心地よい微笑みを見たのは、また微笑んだのはどれだけぶりだろう!
(いづみにも安心ムード・・・)
彼女との別れのとき。いづみはまたいつか、いづみのホームページを見て欲しいと
お願い、そして彼女は再び快く承諾。(今考えて見れば連絡先を聞いておけば良かったのに・・)
名前も知らない、でも確かに同じ時をすごした彼女・・貴女に良縁は訪れましたでしょうか?
貴重な出会いをいづみは本当に感謝しています。
是非一度、ご連絡下さい。心よりお待ちしております。